テレビゲームとインタラクティブアート
 GO Back / Report

14/APR/2000
.
今回は研究会第一回目ということもあり、インタラクティブアートとテレビゲームの接点を考え、互いにどういう展開が考えられるのかを考察した。 現在あるインタラクティブアートはインタラクティブ性を内包しているが、基本的に芸術作品の制作過程を考えると直接テレビゲームから影響を受けたというものはなく必然的に生まれる目に見える互いの接点は今のところないようだ。現在テレビゲームが芸術的視野から評価されているものもないが、研究会で参考したジャン=ルイ=ボワシエ氏のCD-ROM上で展開した作品などからテレビゲームというベースを使って芸術が展開する可能性はあるのではないかと予見した。今後の研究の展開は、テレビゲームもしくはインタラクティブアートを分析しつつ、インタラクティブ作品を一つ製作することを目標としたい。
.
.
予定と課題
・ゲームの構成要素を分析
・作品制作の企画書をつくる

09/AUG/2000
.
前回は、テレビゲームとアートの現状を観察し、互いの接点や可能性を簡単にだが考察した。この研究では最終的には一つインタラクティブ作品を製作して、インタラクティブアートやテレビゲームに対する理解を深め、その後の展開につなげてゆく事が目標である。今回は実際に制作する上で必要なテレビゲームやインタラクティブメディアの表現メディアとしての分析をおこなった。現在はまだテレビゲームの文法をまとめた文献も存在しないようなので、今回は独自に映画の文法を参考にするなどして分析を行うことにした。結果テレビゲームでは映画文法の要素は多く持ち合わせているが、そのほとんどは見る側に指導権がうつり、表現を考える上では違う視点が必要になりそうである。
.
.
予定と課題
・ゲームの構成要素を分析
・作品制作の企画書をつくる

 GO Back / Report