プロジェクトの現状と展望

プロジェクトの開始期には、「ゲームアーカイブをどのように構築するか」をテーマに、ゲームに関わる人材を育成するための知的リソースの収集・蓄積・活用の方法について研究してきました。
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具体的には、任天堂ファミリーコンピューターのソフトをテレビゲームの原典と考え、任天堂株式会社のご協力を得て約1800本のファミコンソフトを貸与していただき、その基本情報についてのデータベースと現物の保存システムを試作しました。
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このような活動を通じて、ゲームアーカイブの望ましいイメージは、ゲームに関する知的リソースを総合的に収集・蓄積・整理した図書館型のデータベースシステムだという仮説を得るにいたりました。
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現在は、ファミコンソフトの基本データベースを活用して、人材育成のためのアーカイブ活用の方法とその具体的なコンテンツについて研究を重ねています。本ホームページにおいて公開されている、「GATL」「gam++」「GAP内プロジェクト」は現在進行中の実験研究です。
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もちろん、ファミコンに引き続き、他のプラットフォームのゲームソフトのアーカイブ化にもチャレンジしていきます(株式会社セガ・エンタープライゼスのプラットフォーム対応ソフトを予定)。