GAPへの疑問・質問とそれに対する回答

みなさんからお寄せいただいたGAPに対しての疑問・質問にお答えしています。
この他にも、疑問や質問、また感想や意見をお待ちしています。
ml-gap@ml.ritsumei.ac.jpまたはご意見フォームまでお願いします。


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 GO Back / Why GAP?


























Q.1
デジタルアーカイブって何ですか?データベースと違うものなのでしょうか?どういう違いがあるのですか?

A.1
私たちはデジタルアーカイブを以下のように考えています。

デジタルアーカイブというのは、新世代型の図書館なのです。 図書館の本だと痛んだり、破れたりするけれど、デジタルアーカイブは 初めて作られた時と同じ状態で、半永久的に残すことが出来るのです。 また、一方で新世代型の図書館の特徴として、利用者が活用した結果を新しく付加価値として付け加える事ができます。ゲームアーカイブは利 用者の方々によって成長させていくものなのです。


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Q.2
実際にテレビゲームソフト自体もあるんですか?図書館ということは、貸し出してもらえるのですか?

A.2
ゲームソフト自体を貸し出すことは、現物の損傷・劣化を起こす可能性があります。したがって現物を貸し出す以外の利用形態自身が研究テーマの一つだと考えています。しかし、著作権処理の問題等が解決されれば、エミュレーションシステムを介した形で、使用して頂けるのでは、と期待しています。


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Q.3
どうしてテレビゲームが、アーカイブの対象となったのでしょうか?

A.3
テレビゲームは次世代へ受け継ぐべき文化財の一つだと、我々は考えています。しかし、いままで何度も試みられながら、全てのゲームを集め、活用できる場が出来ませんでした。
日本発の数少ない世界的エンタテ イメントであるゲーム文化にあって、それらを収蔵し、活用する場が無いことは残念に思っています。また時期的にも、初期のゲームをアーカイ ブ化するのに限界が来ていると言えます。一日も早く、全てのゲームが 集まり、開かれた場が出来ることを目標として、活動しています。


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Q.4
テレビゲームって任天堂のファミリーコンピューターから最近のソニーのプレイステーションまでありますが、その全部のソフトが対象となるのですか?

A.4
今回はテレビゲームの雛形的存在である、任天堂さんのファミコンからアーカイブ化の活動を始めましたが、将来的には全てのゲームをアーカイブ化したいと考えています。
ちなみに任天堂さんのゲームが全てのテレビゲームの始まりと言うわけではなく、その前にも様々なゲーム機が有りましたので、それらも将来的には全て集まればと思ってます。


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Q.5
テレビゲームのデータベースを作るとのことですが、画像などはデータとして取り上げられないのですか?

A.5
著作権処理などの問題があり、画像等含めたゲーム自体のアーカイブ化は現在行っていませんが、将来的にこれらの問題が解決されれば、取り組みたいと思っています。


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Q.6
行政・自治体の推進しているデジタルアーカイブ構想と連動しているということですが、ゲーム以外にもアーカイブの対象となっているコンテンツがあるのですか?

A.6
行政・自治体がリーダーシップをとってデジタルアーカイブに関する施策を推進するのは、それがマルチメディア時代における産業・教育・観光・福祉など社会生活全般に関わる政策的焦点であるからです。ゲームアーカイブプロジェクトは産官学のコラボレーションによって企画運営されていますので、その意味では、デジタルアーカイブをめぐる様々な主体による様々なチャレンジのひとつであるといえます。 また、デジタルアーカイブ構想の対象は、歴史的文化財から意匠・芸能を含む極めて多様なコンテンツにわたりますが、ゲームアーカイブプロジェクトは、テレビゲームに関わるソフトウェアや資料・関係物に対象を限定しています。


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Q.7
ゲームのアーカイブを作って何に役立てるんですか?

A.7
ゲームのアーカイブを何に役立てるか、テーマは決まってはいません。テーマを決めるのは、利用者である貴方自身なのです。百人百通りの利用法があると思います。

例えば、テレビゲームがなぜ面白いのか考える研究に使えると思います。次に文化としてのテレビゲームを考える時の手助けにもなるでしょう。更にテレビゲームの社会的影響と応用に関する研究にも役立つと思います。他には、何かのビジネスに応用できるかも知れません。また、これらの枠に捕われず、貴方の自由な発想で私達を驚かせて下さい。もし何か面白いアイデアがありましたら、私達にメールで教えて頂けると大変嬉しく思います。よろしくお願いします。


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Q.8
マルチメディア時代の人材育成とテレビゲームとはどんな関係にあるのですか?

A.8
近年、ハード、ネットワークを中心にメディア環境が大きく変化しつつあります。マルチメディア時代の到来とともに不足することが予想されるのが、ソフトであるデジタルコンテンツであり、コンテンツ制作やシステム構築に携わる人的資源です。テレビゲームソフトは、日本においてもっとも普及しているデジタルコンテンツであり、電子工学、CG、アニメーション、シナリオ作成など、先端科学技術と芸術文化的リソースを融合させることによって生み出されてきました。私たちは、このデジタルコンテンツを分析しやすい形に加工する(アーカイブ化)事によって、人材育成に役立つと考えています。


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Q.9
このアーカイブは将来一般でも利用できるようになるのでしょうか?また、利用方法や料金についてはどうお考えでしょうか?

A.9
もちろん我々は一般に利用できなければ意味はないと思っています。しかしそのためには利用法・料金の問題も含めた法・権利関係が確定することが前提となります。


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Q.10
インターメディウム研究所って何をしているところですか?

A.10
インターメディウム研究所(IMI)は、社会人もしくは大学・短大・専門学校の卒業者以上を対象にした、「大学院」レベルを志す独立系の美術研究所です。毎年120名程度の研究生が集っています。アートとデジタル技術、アートと産業の融合を目指して'96年4月に開講しました。対話式のワークショップを重視したカリキュラムを採用しています。この、GAPには、立命館大学から共同研究委託をいだたいてご一緒させていただいています。具体的には、このWebデザインを制作しています。
くわしくは、インターメディウム研究所のWebをご覧ください。


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Q.11
利益を追求する団体なんですか?

A.11
いいえ。ゲームアーカイブプロジェクトは立命館大学(細井研究室)が京都リサーチパークと京都府ともに進めている産官学コラボレーション型研究プロジェクトです。利益を追求するものではありません。


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